嵐のように去っていった女の子は私だけだろうなぁ、

あのんです、

記事の前半部分は感情が落ち着いていないときに勢いで書いたものになるのでご了承ください(とくに修正するつもりもないです。その時の私という存在を残すためにも) 

 

チーズ君と会うのは2回目

 

約束通りおうちにお邪魔して一緒に料理を作った。

最寄駅まで迎えに来てくれたから駅前のスーパーで買い物してからチゲ鍋を作って食べた。

私がお勧めしたネットフリックスのドラマを見ながら、手土産で持ってきたお菓子とコーヒーでのんびりした。雰囲気も良くなってキスもした。ベットでいっしょにゴロゴロいちゃいちゃしたりした。(※注:この日私は服を脱いでないです。そういうことはしていないです)

私は真剣に将来を考えることも(もっとデートして付き合うとか)想定していたから、このままいくとあかん雰囲気になってしまうのでは????と経験が無いながらも悟り、そこで私から「しないよ」といった。彼:「なんで」私:「付き合ってない人とはしないから。ていうか私のことどう思ってるの?」って聞いたら、

「好き」「そうなんだ、でも私付き合ってない人とはしないって決めてる。これからどうするつもりなの?」「正直誰とも付き合う気は無い」←??!!

嘘でしょ、と思った。だって私は今日楽しかったら、付き合うことを前向きに考えようと思っていたから。まさかと思った。要するに都合のいい関係しか今は望んでいないらしい。ショックだった。ぶっちゃけ私は今日彼に会う前まではそこまで彼にぞっこんってわけでもなかった。今日も彼とただ楽しい時間を過ごしたいと思っていたんだ。だが、料理を一緒にしておしゃべりをしてキスもして彼にはぐされる心地よさと居心地の良さを知ってしまったからか、彼の言葉にすごく悲しくなった自分がいた。ショックでショックで涙目になるのがだんだんわかった。言葉がでなくて、眉をひそめる私に彼はいう、そんな顔をしないでよ。誰がそうさせているんだ。悲しくてむなしくて、今までの時間はなんだったのと頭の中でぐるぐる考えた。あぁ結局前回遊んだのはどういうつもりだったんだろうって。Tinderは危ないと聞くけれど、pairsなら真面目な人が多いっていうネットの情報を鵜呑みにしていた。そしてアプリでいいね数が多そうな人は避けていたから、遊び人には当たらないと勝手な思い込みをしていたんだ。いいね上位の会員でもなく、高学歴をアピールしてもいない。イケメンという訳でもない。人は見かけによらないってか。それとも私は彼女にしたいと思うような女じゃなかったっていうのか。

私は彼に真剣なお付き合いをする気にはならないかな?と一度聞いてみてもはぐらかされてしまった。はぁまじか。私には彼の考えを変えることはできないし無理にそうさせる権利もないから、駄々をこねるのはできなかった。そっか。お互いの目的が違かったんだね、そう分かった途端に部屋に重い空気が流れた。お互いに口を開くのが重たくなってしまった。私は付き合わずに、あなたと会い続けることはできないから、と言った。なのに彼は実は3月の○日の前後空いてる?実は俺の誕生日だから一緒に居たいって言ってきた。なんて都合の良い話だろうか。だって私はどんな気分でお祝いすればいいんだ。当日は友達との先約があると言う。本当か?他の女との約束でしょ?と脳内は疑いでいっぱいだった。私は彼に言う。ねぇ、付き合う気はないんでしょ。でもまた誕生日祝ってほしくて会いたいんでしょそれって結局のところセ○○ってことなんじゃないの。すると、言い方は悪いけどそうともいうねとか言ってきた。はーーーーまじか。もうまだ2回目のデートで付き合うとかどうとかはもっと先の話だと思ってたのに、こんなに早く彼との足並みをそろえなくてはならなくなってしまうとは想像に及ばなかった。

もう私に残された選択肢は二つだ。都合の良いナオンになるか彼と二度と会わないか、だ。

私は【自分を愛せるのは自分しかいない。】【自分の信念は曲げずに生きる】この2つを肝に銘じて生きている。だから自分への裏切りだけは避けたかった。だから。もう彼と会うのはこれきりにすると決めた。

彼の(物理的にも)包容力と落ち着きと優しさを噛み締めるとなかなかサヨナラがいえなかった。苦しくて苦しくてしょうがなかった。薄暗い部屋がさらに空気を重くしている気もした。後から考えれば、ふつうヤリモクに遭遇したら逃げるように帰るのが正解だったんだと思う。でもなんであの時なかなかベットの上から動けなかったんだろう。悲しさで頭が全然働かなかった。

散々自分と葛藤してもう帰るね、短い間だったけど楽しかったよ。そう言って玄関まできた。

最後のハグをしていたらなぜだか涙がボロボロ落ちてきて泣きじゃくる私。無言で抱きしめる彼。辛かった。まさか純猥談みたいなことが恋愛経験少ない自分に起こるなんて夢にも思っていなかった。涙は止まらないし、しゃくりあげてくる。元カレに振られたときだってあまりにもあっさりして涙ひとつでなかったのに何でこの人に大泣きして抱きついてすがっているのだろう。

(後から思えば、きっと裏切られたことに悲しくて、いい感じだと思っていた人に恋愛対象として見られていなかったことに落胆していたんだと思う。元カレも変な人だったし、アプリも消してしまったから、彼が本当に最後の一人だったからこそ悲しみが大きかったのかもしれない。)

しばらく無言のまま彼にギューしたあと彼は重い口を開いた。

もう私はブーツを履いて帰るところだと言うのに彼は何か大事な話をし始めるようだった。

実は、、、俺にはコンプレックスがあるんだ。高校時代死ぬほどモテなくてそれが自分のコンプレックスになってるんだ。それで、だから、今、モテたいという欲求が死ぬほど強くて、仮に付き合ったとしても浮気すると思うんだ。

 

・・・・ほう。なるほど。そうゆうことか。あえてチャラくなさそうな人を選んだのにそうゆうパターンもあるのかぁと、変に納得してしまった自分もいた。

 

彼は自分がコンプレックスを感じてない時期に会いたかった。会う時期が違ったらよかったのに。といった。

私も、そうだね、会う時期が違ったらよかったのかもね、といい、また泣いてしまった。

チーズ君は十分魅力があるよ、幸せの在り方って人それぞれだから、チーズ君なりに幸せになってね。はやくコンプレックスがなくなるといいねと言ったら抱きしめながら、『こんな良い子なのに辛い。』と小声でいうのが私のこころに響いた。だったらもっと私に向き合ってよ。そう思うなら。って内心思ったけど、もう泣き疲れた私は家に帰ることを決めたのである。

駅まで送ろうかという彼。いや自分で帰れるよ、といった。本当はあと少しだけでも彼といたいのになってちょっぴり思った。

彼は私の目を見てこういう。ねえ、また会ってほしいって言ってうんって返してくれたのは社交辞令なの?もしそうならブロックしてくれた方がいい。変にいつかまた予定が合えばね、とか言われてもあれだからさ。本当にもう会わないならブロックしてね、そういわれた。それでどうするの?そう聞かれて私はまた泣きながら辛いなと思いながら「会うのは今日で最後にする」といった。自分に言い聞かせるように。最後に本当にお別れのハグをしてもらい玄関のドアを開けた。

彼は私が見えなくなるまでドアを開けて見送ってくれた。

私は悲しさとむなしさと、感情がぐちゃぐちゃになりながら駅まで歩いた。

 

次回、彼からのライン、最後に私に伝えたいこととは